第62号:安全保障という名の暴力(2024年7月公開開始)

オンライン・ジャーナル形式(J-Stage上で公開しています)

 

依頼論文

1 国家の安全と国民の生命・身体・財産の安全(石田 淳)

2 アントロポセン・AI時代における非人間と安全保障秋山 肇)

3 越境するセトラー・コロニアリズムへの抵抗―アメリカ先住民族によるパレスチナ連帯への動き(石山 徳子)

 

投稿論文(特集)

1 マーシャル諸島核実験被害者と太平洋非核独立運動: キリスト教諸派組織(PCC・WCC)の協力を中心に(松本 いく子)

2 フェミニスト平和研究を原点とする平和安全保障: ベティ・リアドンの「有機的平和(organic peace)」と「真の安全保障を求める女性たち(Women for Genuine Security)」による実践(影山 優華)

 

特別寄稿

1 軍事力への依存から脱却するために(川崎 哲)

2 平和構想提言コメント——地域の安全保障と軍事同盟は両立可能か(笹本 潤)

3 「平和提言構想」と市民的防衛(麻生 多聞)

 

書評

① 開発言説のトポロジーから脱開発実践の民族誌へ アルトゥーロ・エスコバル(北野収訳)『開発との遭遇——第三世界の発明と解体』新評論,2022年(中野 佳裕)

② 国境」を越えた平和と地域協力を目指して 宮脇昇・樋口恵佳・浦部浩之編著『国境の時代』大学教育出版,2022年(羽場 久美子)

③ 危機の中にある民主主義の多様な可能性を探る 山崎望編『民主主義に未来はあるのか?』法政大学出版局,2022年(山田 祥子)

④ 「線」と「面」の相克と整合 新垣修『フリチョフ・ナンセン 極北探検家から「難民の父」へ』太郎次郎社エディタス,2022年(池田 丈佑)

 When the Music’s Over 半澤朝彦編著『政治と音楽——国際関係を動かすソフトパワー』晃洋書房,2022年(黒田 俊郎)