大会テーマ「グローバル化した世界における平和と正義を目指して:アジアからの視点」
2012 年 11 月 23日(金)
会場:三重県総合文化センター
開催趣旨
国際平和研究学会の総会が2012年11月24-28日に津市にて開催される。総合テーマは、“Peace and Justice in a globalized world: Opportunities and Challenges”(グローバル化した世界における平和と正義を目指して:新たな気運と挑戦)である。日本平和学会の秋季研究集会は、この国際会議と呼応し、アジアの視点からの対話と考察を行う。比較的安定していた東アジアにおいても、領土問題を巡り日中韓で、激しい摩擦が起きている。グローバル化している世界の中で、東アジアは平和の維持と繁栄のためにどのような方策をとることができるのか。平和学の実践性が問われている。
2012年度秋季研究集会開催担当理事 児玉克哉
11月23日(金)
午前の部 9:30-11:30
部会(分科会からの立ち上げ部会)
琉球独立と平和学
趣旨:
日米両政府により辺野古新基地建設やオスプレイ配備が進められるなか、「沖縄差別」という声が琉球人の中から挙がっています。日本と琉球との関係性を根本から問い、現在の植民地状態を変えるために、脱植民地化、独立をキーワードにして各分野のパネラーが議論を行い、琉球にとっての平和学とは何かを明らかにしたいと思います。
パネラー:
松島泰勝(龍谷大学)「琉球の脱植民地化、独立、平和―琉球は「日本固有の領土」なのか―」
富山一郎(同志社大学「独立 について―日本の国家主権からおりるということ、琉球民族の主権を獲得するということ―」
友知政樹(沖縄国際大学)「MV-22オスプレイの琉球(沖縄)強行配備にみる琉球(沖縄)差別~第五次琉球処分の視点から~」
コーディネーター:竹尾茂樹(明治学院大学)
ディスカッサント:青柳寛(国士舘大学)
11:30~12:00
昼休み
12:00~14:00
午後の部A
分科会 ②
14:15~14:45
総会
15:00~17:45
午後の部B
開催校部会
Towards a just and peaceful regional order in Northeast Asia: How can we learn from the Helsinki Process?
Chair: Noriko Sado, Hiroshima Shudo University, Japan
Speakers:
Francis Daehoon Lee, Sungkonghoe University, Republic of Korea
Hsu Szu-chien, Institute of Political Science, Academia Sinica, Taiwan
Noboru Miyawaki, Ritsumeikan University, Japan
Masataka Nakauchi, Osaka University, Japan
自由論題部会1
報告者:
杉木明子(神戸学院大学)
「トランスナショナル化する『国内紛争』と『ミクロ・リージョン』:北部ウガンダ紛争の事例から」
山根健至(立命館大学)
「フィリピンにおける『参加型治安部門改革』の試み:安全保障分野の民主化と市民社会の役割」
討論者:
栗本英世(大阪大学)
石井正子(大阪大学)
司会者:戸田真紀子(京都女子大学)
自由論題部会2
報告者:
中村都(追手門学院大学)
「人権としての平和の追求:カナダ先住民の事例を中心に」
永井義人(広島市立大学)
「日朝関係と鳥取県における北朝鮮との地方間交流」
討論者:
松田哲(京都学園大学)
佐竹眞明(名古屋学院大学)
司会者:大津留(北川)智恵子(関西大学)
18:00 ~ 20:00
懇親会