日本平和学会 関東地区研究会、広報委員会、第二期キャラバン合同企画
書籍から切り拓く 平和な社会への挑戦――出版関係者との新たな協働を目指して
日程:2019年2月3日(日)13:15 開場 13:30開始 16:45終了
場所:大阪経済法科大学 東京麻布台セミナーハウス 5階 会議室
(最寄駅:東京メトロ日比谷線「神谷町」徒歩5分)
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
「平和」を求める本を世の中にどう送りだし、そして普及していけばいいのでしょうか。
そのためにも出版関係者とどう連携していくことができるのでしょうか。出版不況のなか、学術書の出版とその普及は、例え研究成果があげられたとしても、決して容易なものではなく、ますます難しくなってきています。書店や広告には、民族差別や排外主義をあおり、少数者へのバッシングを目的とした「ヘイト本」があふれ、ベストセラーとなるものもあります。
こうした厳しい状況のなかでも、首都圏を中心とする中小出版社が、ヨハン・ガルトゥングの「積極的平和」の概念に学び、平和にかかわる本を書店に並べてもらい、普及していこうとする、「平和の棚の会」の取り組みがあります。また、「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」が立ち上がり、支援する動きもあります。
これらの関東地区の出版関係者による平和を求める実践に学ぶべく、「書籍から切り拓く 平和な社会への挑戦」と題したシンポジウムを開催します。「平和の棚の会」会員社である「彩流社」と「新泉社」のこれからの活躍が期待される編集者をお呼びします。さらに『NOヘイト!――出版の製造者責任を考える』を出版された「ころから」の代表の方にもお越しいただきます。
出版関係者と交流を深め、平和学会の会員がもつ研究や実践を出版関係者と結ぶ機会になればとも考えております。
■プログラム
13:30 開始
主催者挨拶:
黒田俊郎(日本平和学会会長、新潟県立大学)ほか
問題提起:
「平和に向けた社会構想――出版を手掛かりとして」
木戸衛一(日本平和学会第二期全国キャラバンWG主任、大阪大学)
14:00
パネルトーク「書籍から切り拓く 平和な社会への挑戦」
パネリスト
・出口 綾子(編集者、彩流社、「平和の棚の会」会員社)原発、NGO関係
・安喜 健人(編集者、新泉社、「平和の棚の会」会員社)戦後日本社会、環境社会学関係
・木瀬貴吉(代表、ころから、『NOヘイト! 出版の製造者責任を考える』の出版社)
進行役:竹峰誠一郎(日本平和学会広報委員長)
16:45 終了
司会進行:平井朗(日本平和学会関東地区研究会代表、立教大学)
問い合わせ先:日本平和学会 広報委員会 竹峰 webmaster(a)psaj.org((a)を@に変更してください)