第3回全国キャラバンを、関東地区研究会及び明治学院大学国際平和研究所との共催により、下記の通り開催いたしました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
学会事務局:黒田俊郎
*全国キャラバン:平和研究のさらなる活性化のために、第19期から始まった「平和の再定義〜平和を定義する力を取り戻す〜」をメインテーマとしたミニ研究会。全国を縦断して連続開催されるので通称「全国キャラバン」という。2011年に開催された第1回キャラバン(広島)及び第2回キャラバン(沖縄)の詳細については[ リンク ] 参照。
【企画趣旨】3.11は、私たちにとって忘れられない体験となりました。報道されていない現実をもう少し知る必要があると考え、今回は平和学会員でもあり、茨城の復興に取り組んでおられる蓮井会員に報告をお願いしました。また、あまり報道されていませんが、福島では、農地を耕せないことから、自殺する方もでているそうです。そうした、現実と向き合っている福島の有機農業学会の大内さんを特別にお招きして、現状をお聞きしたいと思います。そのうえで、猪瀬さんから福島の問題を俯瞰する視点をいただけたらと思います。
日時:2012年3月28日(水)13:00〜16:00
会場:明治学院大学横浜キャンパス8号館2階 会議室
交通アクセス(http://www.meijigakuin.ac.jp/access/index.html)
横浜キャンパス(http://www.meijigakuin.ac.jp/campus/yokohama/)
共通テーマ:ポスト3.11の現実と平和
司 会:浪岡新太郎(明治学院大学)
◇はじめに:これまでの経緯と今回の企画趣旨について:黒田俊郎(新潟県立大学)
報告1:蓮井誠一郎(茨城大学)「ポスト3・11の平和学」
報告2:大内信一(二本松有機農業研究会)「原発後1年の福島の有機農業家たち」
報告3:猪瀬浩平(明治学院大学)「見沼田んぼ福祉農園から、福島まで」
討 論:堀芳枝(恵泉女学園大学)、中田英樹(明治学院大学)
第3回全国キャラバン開催実施の報告
3.11を体験した私たちが平和学を再構築してゆくにはどうしたら良いのかということについて、茨城や福島の現状を踏まえて活発な議論が交わされました。
参加してくださったみなさまにお礼を申し上げます。詳細につきましては、HPの方をごらんください。また今年度も 企画をして研究会を開催する予定です。
(地区研究会代表者 堀芳枝、2012年4月16日掲載)
蓮井報告レジュメ
蓮井報告要旨
猪瀬報告要旨
堀・中田コメント要旨
caravan3_hori-nakata_summary.pdf
同日行なわれるテッサ・モーリス=スズキ氏の講演