【連絡先】
共同責任者: 藤本義彦・古澤嘉朗
E-mail: africa.psaj(a)gmail.com(藤本)
E-mail: yfuru(a)hiroshima-cu.ac.jp(古澤)
近年、アフリカ大陸を取り巻く国際情勢、日本・国際社会のアフリカへの関わり方は大きく変化しています。「紛争大陸」や「暗黒大陸」と呼ばれていた大陸が、「アフリカの奇跡」や「最後のフロンティア」とも呼ばれるようになりました。従来は開発援助の場という意味合いが濃かったアフリカ開発会議(TICAD)も「アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで」(横浜宣言2019)といった表現に垣間みえるように、アフリカへの貿易・投資という側面が強くなっています。ただ、アフリカとの多様な関わり方が増える中で新たな課題も生まれています。カーボベルデを経由する麻薬密輸問題、モザンビークにおける土地を巡る問題などはその一例です。また、貧困・格差、紛争・難民、人権侵害、気候変動といった従来から指摘されてきた課題がなくなったわけでもありません。本分科会は、アフリカが直面する多様な、今日的な研究課題に取り組む分科会です。
報告希望者は、申込期日を念頭に、分科会責任者あてに下記の情報をメールで提出してください。
【提出情報】
①報告者氏名、②所属、③連絡先(メールアドレス)、④報告タイトル、⑤報告概要(1000~2000字)
【2021年 春季研究大会】
テーマ:AUと国際刑事裁判所
報告:
藤井広重(宇都宮大学)
「アフリカの司法化に関する検証:アフリカ連合における国際刑事裁判所をめぐる議論の展開とその変容を通して」
討論:クロス京子(京都産業大学)
司会:古澤嘉朗(広島市立大学)
【2020年 秋季研究集会】
テーマ:Peace Efforts in Sub-Saharan Africa
報告:
Victor Kofi Afetorlom Doke(広島市立大学大学院)
"The Role of Civil Society Organizations in Preventing Violent Conflict: The Case of Bawku Conflict in Northern Ghana"
Emmanuel Vincent Nelson Kallon(東京外国語大学大学院)
"Challenges to Liberal Post-Conflict Peacebuilding in Sierra Leone: A Case Study of Viability of Liberal Peacebuilding in Africa"
討論:井上実佳(東洋学園大学)
討論:田辺寿一郎(熊本大学)
司会:藤本義彦(呉高専)
【2020年 春季研究大会】
テーマ: アフリカにおける環境保全活動
報告:
高橋郷(早稲田大学大学院・NPO 法人Little Bess International 代表)
「アフリカの都市スラムにおける環境保全活動の可能性と実証研究:コロゴッチョスラムの事例から」
討論:蓮井誠一郎(茨城大学)
司会:古澤嘉朗(広島市立大学)
【2018年 秋季研究集会】
テーマ:アフリカ地域紛争への国際社会の関与
報告:
三須拓也(東北学院大学)
「コンゴ動乱と国際連合の危機」
討論:古澤嘉朗(広島市立大学)
司会:藤本義彦(呉高専)
【2017年 秋季研究集会】
報告:
堀江正伸(武庫川女子大学)
「人道支援と受益者社会:ダルフール紛争避難民に対する人道支援を事例に」
討論:小田博志(北海道大学)
司会:藤本義彦(呉高専)